6 おかあさんの算数教室 2年生 4月.5月の算数 繰り上がりのある2桁の足し算

繰り上がりのある足し算は一の位から十の位への繰り上がりです。十の位から百の位へのくり上がりはここでは出てきません。ここで学ぶ繰り上がりの種類は

①37+28 ②28+32 ③28+6 ④8+26の4パターンがあります。

一の位での繰り上がり足し算、十の位での足し算と作業が二段階です。1桁同士の繰り上がりの足し算は1年生ですでに習っていますので、タイルを使った繰り上がりの操作は省いても良いかもしれません。ただ、繰り上がりのあともう一回今度は十の位の足し算があります。ここで、繰り上がってきた1(10のタイル1本)を加える作業があります。この繰り上がった1の印(十の位に書く)を最初は面倒がらずに書く習慣をつけた方が確かです。

また、ここで教科書では15+27=27+15という交換法則が出てきます。たされる数とたす数を入れ替えて計算しても答えは同じになるということですが、計算の答えを確かめるために使っています。計算上の技術的な法則であって、足し算の問題の意味としては入れ替えては間違いに成る場合もあります。「バスに15人のっています。次のバス停で27人乗ってきました。全部で何人になりましたか?」という文章題ではあくまでも15+27であって、式を立てるときに27+15としてしまっては最初にのっていた人数が27人、後から乗ってきた人数が15人となってしまいます。