5 お母さんの算数教室 2年生4月.5月  2桁の足し算

 

4月~5月で2桁の足し算の筆算を習います。ここでは2けたの足し算の筆算で繰り上がなし、ありの場合を学びます、3桁の計算は9月になってからです。

ここで習う2桁の筆算には次の種類があります。

  1. 繰り上がりなし 

   2桁+2桁=2桁

   2桁+1桁=2桁

   1桁+2桁=2桁

   

  1. 繰り上がりあり 

    2桁+2桁=2桁

    2桁+1桁=2桁  

    1桁+2桁=2桁

 

    型は同じでも答えの一の位が0になるもの

 

筆算は,答えを出すために便利な計算方法ですが,具体的な数観念から離れるという欠点があります。例えば,40円と30円の買い物をした場合,筆算では一の位の0+0=0、十の位の4+3=7というような計算になってしまいます。

一年生の最初から、タイルを使って計算の仕方を学習していると、筆算の各位の数字の意味がはっきり分かります。タイルが具体物と数字の橋渡しをしているからです。具体物をタイルに置き換え、タイルの操作をし、タイルの操作と同じことを数字で行うという手順を踏むことで、筆算の手順の意味がはっきり理解できます。

また、筆算の問題が書かれた用紙に答えを書き込むだけではなく、問題を自分で筆算の形に書いていくこともできなければなりません。丁寧に位をそろえて書いていくことができなければなりません。そのためにマス目のノートを使います。マス目のどこに十の位を書くか、どこに一の位を書くか、自分のクラスの先生の指示をしっかり守って正確に筆算を書いていくことが計算力の向上につながります。雑に書いたり、窮屈に書いたり、字が小さすぎたり、桁が揃ってなかったり等、書き方の不十分さで答えを間違えてしまうことがよくあります。

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