11 お母さんの算数教室 2年生 6月の算数 水のかさ
水筒に入っている水の量をはかります。長さと同じで直接比較できない時には、基準になる単位が必要になります。2年生のかさの勉強では1dLを使います。 単位量として1デシリットルが使われます。このdLの リットルの表記は以前は筆記体の ℓが使われていましたが、今は大文字のLです。慣れないとLは違和感がある方も多いと思います。
また、大きなかさをあらわす単位としてLを習います。10デシリットルで1リットルです。dLと組み合わせて6L6dL等をはかったり読んだり表記したりします。
次に 1dLより小さな単位mlを習います。しかし1mLは1Lの1/1000です。 1000mL=1L ここで戸惑いがでます。最初に習ったのが1dLで、その10個分が1Lと習っているので 次は同じく1dLとの比較で1dLの1/10となるものが良いのです。そうなれば10倍ずつの単位で分かりやすい。 しかし、出てくるのは1Lの1/1000のmL。1dLとの関係ではなく1Lとの比較で考えることになります。ここで気をつけないと、子どもの頭の中は、dLとLの関係、mLとLの関係と2つの範疇に分化されしまいます。1dL=100mLというdLとmLの関係がおろそかになりやすいのです。 1L=10dL=1000mLが理解できることが要です。
さて、このかさで習う単位は長さの単位と似ていながら異なります。この違いが意外とわかりにくいのです。
長さでは 1m=① =100cm=1000mm
かさでは 1L=10dL=② =1000mL
長さでは1mの1/10がなく、かさでは1Lの1/100が出てきません。
d(デシ) は1/10 の意味
c(センチ)は1/100 の意味
m(ミリ) は1/1000の意味です
ですから、①は10dm、②は100cLです。 本来dmやcLがありますが 日本であまり使われていないので教科書にはでてきません。
また、かさの加減計算が出てきます。長さと同じように、単位を越えるようなくりあがりや繰り下がりはでてきません。同じ単位どうしを間違えないように計算します。
3L+2L5dL=
5L2dL+3dL=
5L8dL-4L=
4L6dL-6dL=