22 お母さんの算数教室 2年生 4月の算数 表とグラフ

表とグラフ

身の回りにある数量を分類整理してグラフや表に表します。

グラフは一対一対応で○を積み上げて作ります。表はできあがったグラフを数字におき換えて作成します。

グラフは「なすが一番多い」「トマトが一番すくない」「きゅうりとにんじんは同じ」など全体の動向や項目の比較が視覚的にわかりやすく、表は「なすは7つ」「かぶは5つ」と各項目の実数がすぐに分かる、というそれぞれの利点を確認します。

2年生の4月、まだ小さい子どもながらも、実物と一致した具体的な数量を、形式的な数値に置き換えて考える場面と言えるでしょう・・。

 

 

21 お母さんの算数教室 2年生 2月の算数 長いものの長さを測る

ここでは、長さの単位「メートル(m)」を知り,身の回りの大きな物の長さを測ります。1m=100cmの関係を確認して、400Cm=4m 6m70Cm=670CmなどCmとmの換算も行います。

またこれまでの長さの単位をおさらいする意味も含めて

ケシゴムの幅=15(   )

4階建てのビルの高さ=15(   )

鉛筆の長さ=15(   )

それぞれの単位はmかCmかあるいはmmかと、大きさにふさわしい単位を考えます。 また発展として、紙テープで手製の巻き尺をつくり、校内の施設や用具の大きさを測ります。生活の中にあるm単位の大きさに触れていきます。

20  お母さんの算数教室 2年生 1月の算数 1000より大きい数

1000より大きな数

4桁の数字を書いたり読んだりします。

4583を四千五百八十三と数字の位置している位で読み方が分かります。

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ただし一の位の一は読みません。

また、4003を四千〇百〇十三とは読まず、四千三と読みます。空位のある数の場合の読み方は注意が必要です。

また、1111を千百十一と読むように、千百十の位の1は読みません。

100を18こ集めた数は1800・・・と数の相対的な大きさを考えることもします。 100より大きな数ででてきたよう

に数直線も出てきます。

19 お母さんの算数教室 2年生 1月の算数 かけ算4

かけ算4

ここでは「倍」が出てきます。しかし前にも記載したように、倍概念は割合(数量関係)の認識です。 従ってしっかりした理解は3年生の割り算の学習の後になります。 この段階ではブロックなどの具体的な操作を通して「もとのいくつ分」の意味にとらえられれば良いでしょう。

 

九九の習熟によく使われるのが九九の100マス計算です。(0の段をいれなければ実際には81マスですが) 

縦横のかけられる数、かける数の順番をランダムにしたものをつかって全部のマスを埋めていきます。 すらすらできるようにとタイムを計って、タイムが縮められるよう頑張ることで励みになります。

また、慣れてきたら、自分の最速タイムを参考にタイマーをセットしてチャレンジするのもおもしろいものです。

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18 お母さんの算数教室 2年生 11月の算数 かけ算3

かけ算3 交換法則や分配法則が使えることを確認します。         

 

交換法則:前後2項の順番を入れ替えても答えは同じであること                           3+4=4+3              

3×4=4×3         

分配法則:( )内を先に計算してからある数をかけても、( )内のそれぞれの数にある数をかけて(分配して)から( )内の計算を行っても、答えは同じであること。              (3+4)×5=3×5+4×5

 

 

また、交換法則や分配法則を使ってまだ習っていない段のかけ算の答えを導き出します。

17 お母さんの算数教室 2年生 11月の算数 かけ算2

かけざん2 かけざん1に続いて6.7.8.9.1.0.のかけざんです。

1あたりの数が6~9のもの、1のもの0のものをさがしてみましょう。

かけざんの問題をつくれるといいですね。問題文と絵と式と答えがセットで表現できれば理解は確かです。

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16 お母さんの算数教室 2年生 10月の算数 かけ算1

かけ算

足し算や引き算の演算は同質のものを加減します。

「あめ玉が5個ありました。3個もらいました。全部でいくつでしょう。」

5+3=8  5も3も8もすべてあめ玉の数です。「個」で数えています。

「あめ玉が五つありました。3人遊びにきました。」これでは足し算になりません。

5+3をしてしまったら8は何とかぞえれば良いのでしょう。

引き算も同様です。

「教室に15人います。4人出て行きました。何人残っているでしょう?」

15-4=11 すべて人の数で「人」で数えます。

「15人います。鉛筆を4本なくしました。」・・これは引き算になりません。

 

○+□=△ ○-□=△の ○と□と△は同質のものです。みな統一した数え方をします。

 

ところがかけ算は違います

「一さらに3個リンゴがあります。4さらではいくつでしょう?」

3×4=12

3は一皿にのっているリンゴの数。12は四皿分のリンゴの数です。

3と12はりんごの数なので「こ」で数えます

けれど4はりんごの数ではありません。 絵にすれば4はここではお皿の数です。

かけざんは 1あたりの数×いくつ分=全体の数 という形で理解します。

このいくつ分、という概念を具体的に○皿分とすることで、理解を助けるのです。

○倍という言い方も出てきますが、倍は、操作(例:「5倍にする」)や、元の量と比較する量との間をつなぐ(秋刀魚は鰯の1.5倍の値段だ)際に使われ、数量関係を表すものです。

そのため2年生のかけ算導入期には具体的な「いくつ分」のとらえ方が良いと思われます。

 

1あたり2つずつのものを身の回りから探し、かけざんの式にしてみます。

兎の耳は2つです。5匹では耳はいくつ?

2×5=10

同様に1あたり5ずつのもの

1パック5こまんじゅうが入っています。3パックでいくつ?

5×3=15

同じく1あたり3ずつ

三輪車のタイヤは3個ずつ。4台でタイヤはいくつ?

同じく1あたり4ずつ

ぞうの足は4ほん。6ひきで足は何本?

という具合です。

 

意味を理解して式を立てられるようになったら、タイル図を操作して答えを数えます。

 

その後で、九九を覚えます 九九は言い方をしっかり覚えることが必要です。

通常は、5の段・2の段・3の段・4の段・6の段・7の段・8の段・9の段・最後に1の段と進むようです。 どの段もまずは普通に(×1、×2・・・)をしっかり暗記します。何も見ないですらすらと言えるようになったら、次は反対から(×9、×8、×7・・)暗記して言えるようにします。さらにはばらばらに出題されて言えるようにすることも必要です。

学校では「九九のがんばりカード」などを作っていることが多いようです。カードに○が増えていくとか、友達と競い合う等で、意欲を高めます。

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学校での取り組みを知って、その取り組みに夢中になれるようにサポートしてあげたいものです。 九九を覚えるのは2年生のとても大切な力です。現在の学校では10月から二ヶ月くらいですべて覚えなくてはなりません。

昔は2年生の終わりまで時間をかけていました。現在の子は大変です。 3年生になるまでにしっかり覚えておかないと、3年生のはじめに出てくる割り算ができません。がんばりましょう。